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メールマガジン(実践的プレゼンの『コツ』講座 No.019号)

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    実践的!!プレゼンテーションの『コツ』講座 No.019号     
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 −プレゼンテーションとパワーポイントのコツを学べるメールマガジン− 
                                   
                          購読者数 843名  
                                   
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今やビジネスマンにとって必要不可欠となった「プレゼンテーション」を成功
させるためには、多くの『コツ』があります。
 1.どのようにプレゼン資料を準備するのか?
 2.パワーポイント(PowerPoint)でどのように作成するのか?
 3.発表方法は?
筆者が10年の経験から学んだ、より実践的で、より最適なプレゼンテーション
方法を伝えるメールマガジンです。
なお、本メルマガの内容は、以下のサイトで書ききれない、より詳細なスキル
をお伝えするものです。全体像は以下のサイトをご覧下さい。
http://www.nakeru-p.com/

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【1】プレゼン資料準備の『コツ』 ・・・問題解決能力のススメ
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<前回のまとめ>
「何事もはじめて経験するものというのは、方向性が定まらず、無駄な動きを
するものです。これを解決するのが『型』をもつということです。
プレゼンテーションも同様に、先人の『型』を真似て、それを自分のものに
してから自分なりのオリジナルを作り出せばよいのです。」
という内容でした。

●”問題解決能力”なのだと思います。
プレゼンター(プレゼンテーションを実施する人)に求められるのは。
私も随分、沢山のプレゼン資料を作成してきましたが、基本的なストーリはど
れも同じといえます。

 ・解決すべき問題(課題)がある

・その問題(課題)を、いつ誰がどのように解決するのかを明確にする

・そして、その解決した後のゴール(目的)を明確にする

というのが基本パターンです。

●もちろん、論文発表などの場合、ストーリは異なると思います。しかし、
事業戦略や製品紹介など、多くのプレゼンは、上記のパターンになります。
ここで注意が必要なのは、「問題点」を反対から見ただけの解決策しか導きだ
していない場合です。

例えば、以下の問題があったとします。
・売上げが上がらない
・利益が上がらない
・お客様からクレームが上がっている

このような問題に対する解決策を導きだす場合、
・売上げが上がらない⇒売上げを上げる
・利益が上がらない ⇒利益を上げる
・お客様からクレームが上がっている⇒クレームがでないようにする

●というように、問題点を単に反対から見ただけの解決策しか導きだせない人
がいます。嘘じゃない、本当の話です。
#少なくともこのメルマガの読者の方は、こんな浅いロジックは止めて
#下さいよ。(^^;) もっと深く考えてくださいね。

●売上げが上がらないから売上げを上げる、というのは分かりきったことなの
です。そうではなく、「じゃあ、どうするのか?」「売上げを上げるためにど
んな対策をとるのか?」が求められるのです。しかも絵に描いた餅ではなく、
実現可能な解決策です。これを提示しないと底の浅いプレゼンになってしまう
のです。

●しかし、問題点の解決というのは非常に複雑なものです。
売上げが上がらない原因は何なのか?市場がないからか?製品に欠陥があるの
か?社員が働かないからか?これらを一つずつクリアにし、真の原因を解決す
る必要があるのです。

●「じゃあ、どうやって問題解決能力を身に着ければいいのか?」
と疑問に思われるでしょう。それもちゃんと用意されています。

            ”ロジックツリー”

です。問題を思いつくままに挙げて、その問題の関連性をtree状に整理してい
き、最終的な根本原因を突き詰める手法です。
参考「http://www.infoscape.jp/tms/pm/solution/logic-tree.htm

●非常に単純ですが、とても分かりやすい手法です。
・オリンピックで金メダルを取りたい!!
・お金持ちになりたい!!
・幸せになりたい!!
それは、分かっているのです。その夢をどうやって実現するのか、というロジ
ックツリーを作り出し、その解決策を一つずつ説明できれば、説得力のある
プレゼンテーションができるはずです。

●逆にプレゼンの内容が浅いというのは、問題の掘り起しが甘いのです。ある
いは、情報不足で総合的な判断ができていないのです。プレゼンターは、単に
20〜30分のプレゼンを乗り切ることが目的ではなく、むしろ、そこから先の目
的を達成することです。そのためにも問題解決能力と当事者意識が不可欠とい
えます。

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【2】パワーポイント修得の『コツ』 ・・・・配色 その2
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<前回のまとめ>
「配色には、”線の色の指定”と”塗りつぶしの色の指定”の2つがあります。
どちらも設定自体は、難しくありません。むしろ、難しいのは”何色を用い
ればいいのか?”ということです。」
という内容でした。

●今回は、前号の続きで「配色に何色を用いればよいのか?」について説明し
ます。気をつけるべきポイントは以下の5つです。
1.企業カラー(Corporate Color)を考える
2.テーマから配色を考える
3.青(Blue)を基本色と考える
4.配色に統一感(同系色)を持たせる
5.配色に意味を持たせる

●1.企業カラー(Corporate Color)を考える
どの会社にも企業カラーというのがあります。名刺や会社案内、ホームページ
で用いられている色です。例えば、
松下電器=青(http://www.panasonic.co.jp)
NEC =青(http://www.nec.co.jp)
富士通 =赤(http://www.fujitsu.co.jp)
といった具合です。ここでは便宜上、「青」「赤」と言っていますが、専門家
は、もっと細かく色の指定をしています。このように企業には、その企業を表
す色があるのです。そこで、プレゼン資料などでは、この企業カラーを基本と
して考えます。

●2.テーマから配色を考える
色には、それぞれ意味があることはよく知られています。例えば、以下のよう
なものです。
・赤=革命,情熱,活気,誠心,健康,興奮,怒り,攻撃的,熱心など
・青=冷静,深遠,消極,平和,無限,真実,清涼,知性,忠実など
・黄=快活,光明,歓喜,軽快,楽しい,希望,好奇心,愉快,幸福など
・緑=平和,安らぎ,うるおい,生命力,平静,慰安,親愛,永久など
http://www1.odn.ne.jp/artistic/color/」より
そこで、プレゼンのテーマに合わせて配色を考えます。最近、流行の環境問題
をテーマとした場合は、やはり「緑」を用います。

●3.青(Blue)を基本色と考える
プレゼンのテーマによっては、上記の「1.」や「2.」が該当しない場合もあり
ます。そういう時は、青(Blue)を用います。Blueは、上記の通り、知性や忠実
という意味もあり、あたり障りがないのです。

●4.配色に統一感(同系色)を持たせる
基本となる色を決定した後、全てを同じ色にするわけにはいかないので、別の
色を用いることになります。しかし、色には調和する色の組み合わせと反発し
ある色の組み合わせがあります。これがなかなか素人には難しいので、そうい
う時には、同系色を用いればいいのです。
http://www1.odn.ne.jp/artistic/color/sample6.html

●5.配色に意味を持たせる
もう一つのポイントは、1枚のスライド毎に配色を自分の好きなように変える
のではなく、全体を通して同じ色を用いることです。例えば、タイトルは「黒」
メリットは「青」、問題点は「赤」といった具合です。自分が好きな色を用い
る、ということではなく、見る人にとって理解しやすい配色にすることが大切
なのです。

●私も専門的に学んだ訳ではないのですが、上記の5つをポイントとしていま
す。でも、やっぱり配色は、奥が深いですね。

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■3.読者ご相談コーナー
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<読者の方からのご質問>

Q.プレゼン資料の作成から実際のプレゼンまで、とても参考になりました。
また、プレゼン用サンプルに用いられております、表など、
とても良く出来ていると思います。是非、活用させていただきたく、
宜しくお願いいたします。

  ところで、ナケルさんは、プレゼンの3つのスキルをどこで学ばれたの
ですか?参考に教えてもらえないでしょうか?

A.お褒めのお言葉、ありがとうございます。
サンプル図形は、ご自由にご活用ください。m(_ _)m
それと、スキルの修得方法ですが参考にならないかもしれないですが、
ご説明させていただきます。

  プロフィールにも掲載していますが、私が学んだのは、仕事を通じてです。
入社して3年目ぐらいだったのですが企画部に配属され、あるメーカーの
営業課長さんと私の先輩と3名で、システム提案書を沢山作りました。
私も先輩もそれまで提案書など書いたことがなかったので、最初は、とて
もひどい提案書でした。(^^;) しかし、この営業課長さんが奇特な方で、
1つ1つ丁寧に提案書の書き方を私たちに教えてくれたのです。
・1ページで言い切れ
・ストーリーに気をつけろ
・前向きに書け
など、私のサイトやメルマガの根幹になっており、今でもとても感謝して
います。

  また、これに加えて当初は、プレゼンテーションという言葉が一般的で
なかったので、企画書の書き方、提案書の書き方という書籍を読んで
学習しました。その中でも朝日新聞の天声人語を書かれていた
清水幾太郎氏の「論文の書き方」が非常に参考になりました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004150922/nakeru-22/

  それと、上記は、提案書(プレゼン資料)の書き方を学びましたが、実際の
プレゼンテーション=デリバリについては、3日間合宿セミナーで学び
ました。10万円もしました。(^^;)

  ざっとこんな感じで、あまり参考にならないかもしれないです。
ただ、いずれも自分で「経験した」ことがよかったと思っています。
理論だけだと分かっているようで分かってないですからね。

  また、お気軽にメールください。m(_ _)m

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■4.相互広告募集中
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ご希望の方は、info@nakeru-p.com までメールください。

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■5.編集後記
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<編集後記>

 楽天(http://www.rakuten.co.jp/)かライブドア(http://www.livedoor.com/)
がプロ野球に参入する可能性がでてきましたね。
私が子供の頃は、鉄道会社(阪急、阪神、近鉄、南海など)が主流でした。
それが今やIT企業ですもんね。
もう時代に置いていかれそうで怖いです。(^^;)

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□担 当:杉田恭一(ナケルワタル)
□e-Mail:info@nakeru-p.com
□URL :http://www.nakeru-p.com

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